• ホーム
  • 毎日摂取したり妊娠したくないときだけ摂取したりピルの飲み方はいろいろあります

毎日摂取したり妊娠したくないときだけ摂取したりピルの飲み方はいろいろあります

2020年05月20日
考えている女性

ピルは様々な種類があり、28日間定期的に服用するものと、緊急に避妊したい時に服用するものとがあります。近年ではさらに低用量のピルが販売され、28日間だけでなくそれ以上の期間連続して服用することができるものも使用することができるようになりました。

ピルを毎日摂取する飲み方は、避妊、月経困難症や子宮内膜症の治療、生理の開始をコントロールする、といったことを目的として服用します。1日1回1錠を自分の決めた時間に毎日継続して服用するのが基本であり、一般的なピルは21錠がホルモンの含まれたもの、7錠はプラセボ錠といって成分が全く含まれていないものを服用します。成分が含まれていない7錠は休薬期間であり、この休薬期間に生理のような出血が起こりますが、実際には排卵がされていないので、本当の生理ではありません。

ピルは正しく服用することによって、99%の確率で避妊することができます。ですが、3錠以上服用を忘れてしまうと効果を発揮することはできません。特に休薬期間を8日以上設けてしまうと、再び卵巣が働き出してしまい、排卵を起こしてしまうからです。避妊目的でなくても、月経困難症の治療にも影響がでるのでしっかりと習慣づけて服用することが大切になります。

避妊に失敗した、性暴力に合ったなど妊娠したくないときに服用するピルは、アフターピルと呼んでいます。緊急避妊薬とも呼ばれており、日本においては婦人科でまとめて処方してもらうことはできず、その都度処方してもらう必要があります。緊急に避妊する飲み方としては、ヤッペ法とノルレボ法があり、それぞれ服用方法が異なります。日本で昔から行われているヤッペ法は中用量ピルを性交後72時間以内に2錠、その後12時間以内に2錠服用するようになっており、服用して2時間以内に嘔吐してしまった場合は再び服用をしなくてはなりません。ノルレボ法は比較的新しい方法であるので、ノルレボ錠を72時間以内に1錠服用するだけです。ヤッペ法は2回に分けて服用しなくてはならないので、服用タイミングがつかめない場合はきちんと避妊することができず、失敗してしまうこともあったり、吐き気などの副作用が出やすかったりしているので近年ではノルレボ法を行う婦人科が多くなっています。

ピルは飲み方によって避妊効果を高めることができます。妊娠したくないときだけ服用する場合、体に濃度の高いホルモンを入れることになるので体への負担も増してしまいます。それぞれの場面で正しく使用していくことが求められます。